デジタル絵

デジタル技術を使った描画は、どんどん発展し普及していて、商業的な絵の世界では今や主流となっています。

デジタル絵を描く

便利なものは使ってみると良いので、まだ未経験の人はぜひ使ってみましょう。 基本的な使い方は簡単ですし、そろえる道具も多くはありません。

必要なのは、パソコンとペンタブレット、そしてソフトウェアです。パソコンは最初はごく普通の比較的安価なものでかまいません。 初心者のうちは、タブレットは1万円前後で購入できるものでじゅうぶん使えます(ワコムのペンタブレットが主流です)。 ソフトウェアはタブレットを買うと付属していたり無料でダウンロードできますし、 また無料のソフトウェアもあります(無料のものではPixiaがよく使われます)。

デジタル絵を描く環境が整ったら、線、曲線、塗りつぶし、消しゴムなどを活用することから始めましょう。
次の例は、左から、線、曲線、塗りつぶし、線の中間部を消しゴムで消した例です。

これらの基本的技術だけでも、さまざまなものを描くことができます。

慣れてきたら、レイヤーやフィルタ、マスクなど様々な機能を使うことができます。

デジタル絵のアプリでは、必ず「元に戻す(アンドゥ)」という機能が使えます。 これはとても便利で、わからなかったらやってみて、うまくいかなければ元に戻せばよいのです。 さらには、作業の途中で折にふれてファイルにデータを保存しておけば、いつでも保存した特定の時点に戻ることができます。
重要なことは、とにかくあれこれやってみることです。

デジタル絵を描いたことのない、伝統的な手法による絵のベテランが注意すべきことは、 伝統的な手法で描くことができる上質の絵と同等のものを最初から描こうとしないことです。 これをやろうとすれば、きっと挫折するでしょう。
最初は、ソフトウェアの限られた機能を使って、単純なものを表現してみることから始めるべきです。


デジタル絵の活用

デジタル絵は、アニメやイラストによく使われますが、伝統的な描画方法で絵を描くときに利用することもできます。

まず、デジタル絵をデッサンや構図の確認に使うことができます。デジタルで素描・デッサンしてみたり、 構図を検討してから伝統的な手法で絵を描き始めれば、画材や時間を節約できます。
また、デジタルで描いた素描を、キャンバスなどの支持体のサイズにプリントしてカーボン紙などを使って転写することもできます。

過去の大家の作品には、本作のほかに習作(エチュード)が残されていることがあります。
習作もレベルの高いものであれば本作とほとんど見分けのつかないものもあります。習作をデジタルで描いてみるのも一興でしょう。
また、大作を描く前にデジタルで描いて、できるだけ大きくプリントしすることで、全体だけでなく、比較的詳細まで検討することもできます。
ネット上には、A1サイズなどの大きなサイズのプリントサービスもあります。


デジタル絵の利点

デジタル絵には利点がたくさんあります。

デジタル絵の問題点

デジタル絵には利点がたくさんありますが、問題点もあります。たとえば、次のような点は考慮しておくべき問題点でしょう。